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花をいけたりブーケに束ねたりする前のネトワイエという作業をご存じでしょうか?
自然の中から摘み取った植物は、枝分かれし葉っぱが繁っています。それらを切り分け、多すぎる葉は間引いてほどよい長さにカットする。
そういった植物の下処理をネトワイエと呼びます。もちろん植物のアレンジは様々な流派や方法がありますので、何が正解というものではないと思っています。
あくまで私が習って実践している方法としてお読みくださいね。
摘み取って時間が経つと萎れやすい種類の葉や、あまりに生い茂った枝葉は切り落としていきます。下の方に咲いている花やあまりに小さな蕾も思い切って落とします。
慣れないうちは花や蕾がかわいそうで心が痛みますが、そうすることによって風通しが良くなり、お花が元気に長持ちして残した蕾も次々美しく咲いてくれます。
ネトワイエして取り除いた花は、小さな器にいけて楽しむも良いですし、私の場合は押し花やドライフラワーに加工して前回お話ししたボタニカルキャンドルの素材にすることもあります。
飾っているお花たちは日々変化していきます。どんどん花咲くものは枝葉を落として風通しよくしてあげたら良かったなとか、花瓶の中でも茎がすくすく伸びるものはブーケにするときは短めに束ねると時間が経ってもきれいかなとか、少しずつそれぞれの個性に気づくのも楽しいものです。
お花の変化を眺めながら、日々の暮らしの諸々も少々ネトワイエが必要かなと思うこの頃です。
植物のネトワイエと同様にそれぞれをじっくり見つめて、時に思い切りが必要かもしれませんね。
2022年10月 れじぇろ
れじぇろ
偶然参加したイベントでキャンドル作りに出会う。
興味を持つと深みにはまる性格が幸い(災い)し
キャンドル教室に通い資格を取得。
キャンドルの多様性と可能性に夢中。
自然をテーマに暮らしに寄り添う
キャンドルづくりをしています。
キャンドルの灯りの温かさと癒しを伝えたい。
カフェ巡りと植物が好き。