香りとシャンプーの話

前回の話はこちら


香りって本当に大事なんですよ。

シャンプーのラベルデザインを考えてもらう話の中でgrafの服部さんがおっしゃっていた言葉です。
入院されていた時に、無機質な日常に香りが漂うことにより、
ふわっと気力がどこからか湧いてきたそうです。

香りからくる質量のない刺激を、
鼻が、身体が、受け取ってなんだか前を向いて行けそうな気になる。
言葉にするととても不思議な感覚ですが、確かにそれはあります。

気持ちをリセットしたり、
心を落ち着けたり、
奮い立たせたり、
香りにはパワーがあります。

私たちはコロナ禍になり思うように外出できませんでした。

移動は目や皮膚、鼻からの情報を新しくします。
入ってくる情報が同じものになると、脳への刺激は減り、
脳はだんだんと横着をしてパワーをセーブしようとします。

ときには休めることも大切なので、横着することが悪いことではないのですが、
長く横着をしてしまうと、もとに戻すのが大変になってしまいます。

難しいことをするのではなく、いつもとちょっとだけ変えてみる。

香りはそんなちょっとした変化にピッタリです。
いつもとちょっとだけ違う香りのシャンプー、それも外をイメージできる香り。

お風呂でいつもと同じようにシャンプーする中で、
ちょっとした刺激や変化で、普段の生活を変えてみるきっかけになれたら最高だなとおもっています。

次は何の話をしようかな。シャンプーの機能的なところでも話しましょうか。

2022年3月 imamura

imamura

広島生まれ広島育ち。

大阪心斎橋のとなり、

長堀橋で小さな美容院を営む。

好きなことは、

音楽提供や映画

音楽を聴くこと、本を読むこと、

美味しいご飯を食べることと、

何か思いつくこと。

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